2022年9月上旬、日本のデジタル庁などの省庁のサイトや東京メトロ、ミクシィなどの企業サイトを一時的に閲覧できなくした、という「キルネット」という組織が話題になっています。
DDOS攻撃によって上記のサイトの攻撃を行ったというキルネットですが、どんな組織なのでしょうか。
というわけで、今回は「親ロシア派ハッカー集団キルネットってなに?」についてお伝えします。
キルネットとはハッカー集団
キルネットは親ロシア派ハッカー集団と言われています。
親ロシア派とは、つまりロシア政府を支持しているということですね。
ハッカーというと、専門知識や技術を使って企業などのコンピュータにセキュリティを破って侵入し、機密情報を盗み取る、というイメージがありますが、言葉としての定義は「コンピュータやネットワークに関する高度な知識や技術」を持っている人達の総称、ということになるようです。
キルネットの目的は?
キルネットはハクティビストの一つと言われています。
ハクティビストとは、政治的な主張を目的にハッキング活動をしている人たちのこと。
つまりキルネットの目的は、政治的な主張ということになります。
キルネットの政治主張とは
一言で言うとロシア政府の支持ということになります。
キルネット自体は、ロシアによるウクライナ侵攻以前から存在していたということですが、2022年の1月末ころからウクライナやウクライナを支援している国に対してサイバー攻撃を仕掛けているとされています。
キルネットの攻撃とされる例
キルネットの攻撃の標的になったとされるものには以下のものがあります。
- アメリカの空港
- イタリアの政府機関のWebサイト
- リトアニア政府機関のWebサイト
- 「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」のライブ配信サービス
日本への攻撃は?
キルネットの日本への攻撃としては、
- 日本の行政関係のWebサイト
- mixi
- 名古屋港管理組合のホームページ
- 東京メトロ
- 大阪メトロ
などがあります。
サイバー攻撃を受けたとされる、行政関係のWebサイトとしては
- 行政情報のポータルサイト「e-Gov」
- eLTAX
などが挙げられています。
上記のサイトは、アクセスしづらくなったということは確認されているものの、実際にキルネットによるサイバー攻撃によるものかは不明ということで、政府によって関連が調査されています。
9月30日の共同通信のニュースで、親ロシア派ハッカー集団の「キルネット」が資金難により、攻撃活動を事実上停止している、という報道がありました。
なぜ日本を攻撃するの?
キルネットが日本を攻撃する理由としては以下のことがいわれています。
- 日本のロシアに対する制裁
- 国連のウクライナ侵攻への非難決議
- 北方領土をめぐる争うとビザ無し交流の停止
- ロシアと中国の軍事行動に対する対抗姿勢
ロシア政府との関係は?
キルネットのメンバーだという人物の発言によると、キルネットはロシア政府とは関係なく活動しているとのことです。
キルネットの現状は?
2022年9月30日の共同通信の報道によると、「親ロシア派ハッカー集団キルネットが資金難により、攻撃活動を事実上停止している」ことがわかったということです。
新たなスポンサーが見つからない限り攻撃することができない、ということで「日本人はもう心配しなくてもいい」とのこと。
以前から、キルネットの活動資金はすべて募金で賄っている、といわれていましたが、ついに資金が尽きたということなんでしょうか。
まとめ
というわけで、今回は「親ロシア派ハッカー集団「キルネット」ってなに?」についてお伝えしました。
様々な国や期間にサイバー攻撃をしていたとされるキルネットですが、現状ではキルネットは活動を停止しているということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
