「赤ちゃんポスト」と聞いて、
赤ちゃんのポストってなに?何のためにあるの?
と疑問に思うかもしれません。
というわけで今回は「赤ちゃんポストってなに?何のためにあるの?」についてお伝えします。
赤ちゃんポストとは
赤ちゃんポストとは、
いろいろな事情で育てることのできない赤ちゃんを親が匿名で託すための施設
で、日本では熊本県と北海道の2か所にあります。
また、日本ではそのシステムの通称としても「赤ちゃんポスト」という名前は使われます。
赤ちゃんポストとはどういうシステム?
赤ちゃんポストという言葉は、システムの通称でもあります。
ではどういうシステムなのかというと、
様々な事情で赤ちゃんを育てられない親が、赤ちゃんを施設のボックスの中に入れます。そうするとセンサーが反応して医療従事者に知らせます。
預けられた赤ちゃんは、医師が健康状態を確認して児童相談所によって乳児院に移されます。
ボックスは人目につかないところに扉があり、親は名前を伝える必要はありません。
つまり、親は匿名のまま、最終的に赤ちゃんは乳児院にいくことになります。
ちなみに、生後2週間以内の新生児が対象ということですが、3歳児が入れられていたことがある、という情報もありました。
乳児院とは、いろんな事情で保護者との生活が難しい乳児を保護、養育する施設のことです。
運営は地方自治体や社会福祉法人が行っているということです。
乳児院の対象年齢は、原則として乳児(1歳未満)になりますが、実際には2~3歳ころまで入所していることも多いようです。
その後赤ちゃんはどうなる?
赤ちゃんポストで預けられた赤ちゃんは、乳児院に行くことになりますが、その後は以下のようになるということです。
- 親元に戻る
- 里親に引き取られる
- 児童養護施設に入所する
里親というのは、いろんな事情で家庭で暮らせない子どもを自分の家庭に引き取って養育する人のことです。
厚生労働省によると、
児童福祉法に基づき、通常の親権を有さずに自動を養育する者。
と定義されています。
ちなみに里親の場合は、特別養子縁組と違って戸籍上は他人になります。
赤ちゃんポストの目的は?
赤ちゃんポストは「虐待され、遺棄される赤ちゃんを救う」ことを目的にしています。
そこには熊本で起きた赤ちゃん遺棄事件の反省があると言われています。
2005年に熊本県荒尾市で、赤ちゃんの遺棄事件が起きました。
当時21歳の専門学校生が、産み落とした嬰児をくみ取り式の洋式トイレに放置し死亡させた事件です。
この専門学校生は熊本県荒尾警察署に逮捕されました。
赤ちゃんポストはどこにある?
赤ちゃんポストは、2022年5月時点で熊本県と北海道にあるということです。
- 熊本県熊本市西区の慈恵病院「こうのとりゆりかご」
- 北海道石狩郡当別町の市民団体「こどもSOSほっかいどう」
の2か所です。
東京都内にも赤ちゃんポスト?
熊本日日新聞の記事によると、東京の医療法人社団によって赤ちゃんポストを東京都内に設置する構想があるということです。
記事によると、「モルゲンロート」という法人によって2024年秋に開業する産婦人科医院に設ける計画だそうです。
まとめ
というわけで今回は「赤ちゃんポストってなに?何のためにあるの?」についてお伝えしました。
赤ちゃんポストは、様々な事情で育てられない赤ちゃんを、親が匿名で預けることができる施設です。
熊本県と北海道にそれぞれ赤ちゃんポストがあるということです。
賛成意見、反対意見はそれぞれいろいろあるようですが、東京都でも医療社団法人による赤ちゃんポスト設置の計画があるということで、注目されています。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
